http://pipedream.or-hell.com/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%B5%B5%E3%81%8B%E3%81%8D/%E3%80%8E%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%80%8F%E3%81%A3%E3%81%A6%E8%A8%80%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%AB%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%80%81%E6%81%AF%E6%8A%9C%E3%81%8D%E3%80%82『クリスタ』って言うのに疲れたので、息抜き。
一応今回は、作画ソフトを導入して気分的に描くのが早くなった気になってるけど、実際どうなの?ってあたりを、
なに気に検証しようと、時間制限を設けて簡単なカラーを描いてみた。
いきなり話は逸れるけど、純粋な疑問。
Webで小説とか公開されてる作家さんの作品を ”全くの赤の他人が絵に描いてしまう”
・・・っていうのは倫理的にどうなのかな???
一般商業誌的なもので、広く販売されてるものだと”二次創作”としてある程度は許される
(気のせいかも。笑)気がするんだけど、
非営利目的のWeb上の小説作品に、勝手にインスパイアされた”絵”って、
作家さんに許可取るべき???
絵描きさんとかだと『ウチの子お描き下さい宣言』みたいなのあるけど、
小説とか詩とかって、どうなんでしょうね??
多分、個人の裁量なんだろうと思うんだけど、絵描きさんだって、
他人に描かれたくないって人もいらっしゃるだろうし。
絵描きさん的にオッケーだとして、元々『絵』で起されてるものを、
そもそものデザインありきで他人がアレンジor描いてしまうのと、
文章から”絵”に起すのは、ちょっと違う気もするし、
とはいえ、文章の中にもデザインは存在するよね。
”そのまんまトレース”したわけでもないから、
法的には問題なさそうだけど、なんっていうか、マナーとして。
私、こういう世界のルールに疎いから。
気分的なものなんだけど、例えば、漫画をアニメ化したり、アニメを実写映画化したり。
私は『 漫画 ⇒ アニメ 』は、作品にもよるけど基本賛成。
声とか動きとか、音楽とか追加される訳だから、有意義なんだろうって思う。
でも 『 アニメ ⇒ 実写映画 』ってなると、商業的な事情はこの際考えないで、気分的なものとして、
「「「なんで???作品としては、もうアニメで充分(完璧に)完成されてるのに???
クオリティ下がるのわかってるのに作る意味あるの???」」」
と、思ってしまう。
小説や、詩の世界もどっちかっていうと後者だと思うんだよね。
文章でしか表現できない、視覚化しないからこそ精彩を放つ世界があるって。
だから基本、純文学に挿絵をつけるのは私的にはナシだって思う(異論は認める)。
たとえギュスターヴ・モローのサロメであったとしても。
勿論、モローのサロメは美しいし、作品は素晴らしい。
だけど、文章で描かれたサロメを越えるサロメはいないばかりか、
そこに挿絵をつけたところで、文学”サロメ”の価値が付加されることはない、と思うのね。
モローの作品は絵画として素晴らしいと思うけど。
なぜなら文学”サロメ”は、文学として完成しているから。
そう言い出したら、漫画だって、見る人によっては、それだけで完成してるんだろうとは思うけど。
だけど、そんなことを言いながらも、私も絵描き者の端端くれとして、なんらかの作品に触れた時、
視覚的に刺激されて『絵にしたい』とか”思う”じゃなくて、”思ってしまう”ことが時にあるわけです。
前置き長くなったけど、その作家さんの文章は、
ものすごく情景が浮かび易くて、読んでると、ぶわーっと、しかもはっきりとビジョンが見えて、それが頭に鮮明にかつ、いつまでも残るのね。
で、それがあまりにも鮮やかなので絵にしたい!って思ってしまう。
そういう作品に出会えるって、すごくラッキーなことだと思う。
私自身が文章読解力にかなり問題があるので、
いくら丹念に作品を読み込んでもイマイチ状況が飲み込めないっていうこともあるから、
そういう相性とかあるのかもしれない。
それってすごく貴重なことだよ。そのまんまにしとくなんてモッタイナイよ?!
まあ、それならそれで本人に許可とれって話なんだけど、
「全然ぴりっとも面識ない人なんだ(小声)」
私が、超絶画法の凄腕絵師なら、描いていいですか??くらい、大声で聞いてもいいんだけど、違うんだな残念(笑)
それにどんなに絵が巧い人でも、イメージ壊しちゃう可能性はあるわけで、巧くない人なら尚更その可能性は高くなるわけで、そうなったら申し訳ないし。
でもこの、広い広いネット界の片隅のブログやサイトでちょろっと描くくらい、
誰も気付かないだろうなってのは、わかってるんだけど、
万が一 ”見る人が見たらわかるシチュエーション” だったら、
やっぱ『パクリ』って言われちゃうの?????
いやだ。こんな日陰の路傍の石なのに、
この上”パクリ野郎”なんてレッテル貼られたくない(泣)
やっぱ触らぬ神に祟りナシだよねえ???
というようなことを考えながら、
それでも漠然と”随分前に読んだとある短編小説”を題材に描き始め、
ああ、時間ないっていうか、やっぱ私、描くの遅い、とか言いながら、
もうワイシャツ描くの大変だから着物。
なんか思ってた髪形が難しいから描き易いので!
ポーズが難しいから、そんな早く描けないよ!!
主人公、高校生くらいのはずだけど、なんか老けたわ!!!
とか言ってる内に、全く別の絵になりました(笑)
めでたしめでたし。
というわけで、当初予定の絵とは全く無関係の絵が出来上がりました!
のべ2日計6時間。
結局、線画に時間の半分持って行かれたことがわかりましたww
大急ぎで塗ってこれ(笑)
普段は勿論、もっと掛かってますwww
PR